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シャドウバース フレイバーテキスト ベスト10: プライズ&スタンダードパック編

シャドウバース フレイバーテキスト
大量に用意されたフレイバーテキスト

シャドウバースでは、登場するすべてのカードにフレイバーテキストが設定されています。フォロワー(ほかのゲームのミニオンやクリーチャーに相当)が進化できるのがシャドウバースの特徴で、進化前と進化後、それぞれ異なるフレイバーテキストがすべてのフォロワーに設定されています。

2016年10月時点で、フォロワーが約350種類、スペルとアミュレットが約160種類存在するので、合計で約860ものフレイバーテキストが設定されていることになります。

ゲームの背景情報が足りず、深みが足りない

シャドウバースのフレイバーテキストが「ハースストーン」や「マジック:ザ・ギャザリング」と比べて面白いかというと、残念ながらまだ差が大きいと感じます。

シャドウバースの登場人物は「神撃のバハムート」と共通です。ただ、シャドウバースの舞台がどこで、どんな文化があり、どんな種族が住んでいて、どんな歴史があり、現在はどんな状況にあるのか、ストーリーの背景についての情報が、シャドウバースのゲーム中でほとんど提供されていません。

そのためか、フレイバーテキストでよくある住民の証言や、その世界での歴史的な出来事を絡めた説明が皆無で、やや深みに欠けます。神撃のバハムートのストーリーや登場人物について調べていくと意味が深まるフレイバーテキストもあるのですが、シャドウバースのゲーム内でもストーリーの背景についての情報がもっとほしいです。

ボイスは豪華 

ライバルと比べてシャドウバースが優れている点としては、豪華声優陣を使ったボイスが挙げられます。フォロワーの登場時、攻撃時、死亡時、毎ターン自動的に発動する系の行動時のボイスが設定されています。ただ、ボイスは実際にプレイしないと分からないという欠点があります。

プライズ&スタンダードパック、フレイバーテキスト ベスト10

ここでは、ゲームリリース時(2016年6月)に使えたプライズ&スタンダードパックに含まれるカードのフレイバーテキストのベスト10を選んでみました。ガードの画像やカード名のリンク先は、デッキ作成支援用の公式サイト「Shadowverse Portal」のカードの説明ページです。

追記: ダークネス・エボルヴのカードも検討しましたが、そちらは取り上げるようなカードが1枚くらいしかありませんでした。

第10位

沼の精

沼の精 進化前:

旅人さん、お疲れのようね。私の水で喉を潤したら?うふふ、お礼なんていいのよ。本当にね。

沼の精 進化後:

え?体が動かないの?…あっはは!そうでしょうね!だって私は毒沼の精だもの!苦痛に満ちたその顔…さいっこーに面白いわ!

大部分のフォロワーは、進化しても見た目が少し派手になるだけで、フレイバーテキストもあまり変化しません。

その点、「沼の精」は進化にともなう見た目の変化、善意かと思ったら悪意だったことが分かる仕掛け、相手フォロワーの攻撃を1ターン不能にする能力すべてがかみ合っているのが良いです。

第9位

ブレイジングブレス

ブレイジングブレス

魔術師は呪文を唱え、魔法陣を編み、炎を生み出した。竜はそれに、ため息だけで返答した。

ドラゴンクラスのカードのフレイバーテキストは、ほかの種族に対する自分たちの優位性を誇るものが多いのが特徴です。

それが、高コスト帯で性能の高いフォロワーをそろえていて、相手を踏みつぶすように勝つことが可能なドラゴンクラスのカード全般の特性に合っているのが良いです。

第8位 

詠唱:異端審問

詠唱:異端審問

異端者かどうかは、殺してみれば分かることだ。

カウントダウン1で、ランダムな相手のフォロワー1体を破壊するアミュレット。史実をもとにしたシンプルな表現が恐ろしくて良いです。

詠唱:異端審問」のコストと効果を2倍にした「詠唱:死の宣告」も存在します。

第7位

ウィンドブラスト

ウィンドブラスト

始めは微風。気付けば暴風。

敵のフォロワー単体にダメージを与えるスペル。最初はダメージ1ですが、手札に持っている状態でほかのスペルを使用する(スペルブースト)たびにダメージが1上がります。

つまり、最初は最弱のダメージですが、スペルブーストを重ねることでゲーム中の最高火力にまで育つ可能性があります。そんなカードの特性とフレイバーテキストが見事に合っているのが良いです。

第6位

ゴブリンマウントデーモン

ゴブリンマウントデーモン

「働け働け!オマエはマヌケな筋肉バカなんだかラ、オイラの言う事聞くんだヨ!」「ウィ!」「急げヨ!日が暮れたラ危険なんだヨ!ノロマは鞭でビシバシやっちゃうんだヨ!」「ウィウィ!」

ゴブリンマウントデーモン

「ヤバいんだヨ!囲まれちゃったヨ!どうしヨ!」「ウォオオオオ!」「オマエ…助けてくれたんだヨ!アリガトヨ!」「ワタシはアナタに惚れてますから」「そういう趣味かヨ!?…ってカ、しゃべれたのかヨ!?」

盤面に出た時に味方のフォロワー全体に3ダメージを与えてしまうというデメリットがあるものの、コスト比で優秀なステータスに加えて守護効果を持っているニュートラルのフォロワー。シャドウバースでは4ターン目後攻で進化が使えるようになって盤面が整理されることが多いため、コスト5の「ゴブリンマウントデーモン」のデメリットは実際には作用することが少なく、単純に強いのです。

優秀な性能に加えてボイスの人気が高く、なおかつフレイバーテキストを読むと見た目やボイスからは想像できないストーリーが書かれているのが良いです。プライズ&スタンダードパック環境を代表する人気フォロワーでした。

第2弾カードパック「ダークネス・エボルヴ」で使いやすい確定除去スペル「死の舞踏」が登場してしまったため一時期絶滅危惧種となりましたが、優秀な守護フォロワーであることに変わりはなく、一部のデッキで人気を取り戻しつつあります。

第5位

アスタロトの宣告

アスタロトの宣告

命運は尽きる。

最高コストのニュートラルフォロワー「サタン」を使用することで、自分の残りのカードが、規格外に強力な4種類10枚のカードで構成されるアポカリプスデッキに切り替わります。

アポカリプスデッキの中にただ一枚入っているのが「アスタロトの宣告」であり、使用すれば相手のリーダーの体力を強制的に1まで減らせる究極的なスペルです。使われたらほぼ負けとなる究極的なスペルにふさわしい、シンプルで致命的なフレイバーテキストといえます。

第4位

ジェネシスドラゴン(進化前)

ジェネシスドラゴン

創造主ならば七日。水神竜ならば一瞬。

コンボなど下準備を必要としないフォロワーとしては最強といえる、ドラゴン最高コストの「ジェネシスドラゴン」。フレイバーテキストも、世界そのものを創造したり破壊したりできる強大さをシンプルに表しているのが良いです。

第3位

死の祝福

死の祝福

右から順に、あなたの母親、あなたの父親、あなたの弟よ。…あら?逆だったかしら。

ゾンビを3体盤面に出すスペル。ネクロマンサークラスのカードにふさわしく、死は日常であり、相手の家族をゾンビ化させたことについてまったく悪気がないのが良いです。

第2位

次元の超越

次元の超越

天も、地も、世界でさえも…誰一人、何一つ、彼女を縛ることは敵わない。

使用することで相手にターンを渡さないで連続して自分のターンを行える究極的なスペルです。手札に持っている状態で最低でも8回はスペルブーストさせないと使用できないものの、準備が整っていればどんなに不利な状態からでも相手に何もさせずに勝てる可能性がある、とんでもないパワーを秘めたスペルです。

このカードが存在する影響で、8ターン目や9ターン目から本気を出すようなコントロールデッキは「次元の超越」を切り札にしたデッキにほぼ勝てません。デッキ構築を制限してしまうので、良い意味でも悪い意味でも人気が高いカードといえます。

ちなみに、カードの絵柄の女の子は「超越ちゃん」などと呼ばれているが、神撃のバハムートに登場するドロシーであり、使用している杖は「ティターニアの妖精郷」として登場している妖精の女王ティターニアを助けた時に授けられた神樹の杖であり、これを使ってMTGのプレインズウォーカーのように次元を超越できるらしいです。

第1位 

鳳凰の庭園

鳳凰の庭園

それはもう一つの太陽。もう一つの理。

名前やフレイバーテキストだけ読んでも意味不明ですが、場に出すとお互いのプレイヤーの手札のカードのコストが半減し、さらにドローするカードのコストも半分になる効果のアミュレットです。複数枚出せれば効果は累積します。

ゲームの基本的なルールに介入できる強烈な効果により、通常ではコスト的に不可能なコンボが可能になったり、通常は終盤で1ターンに1体出てくるような高コストフォロワーが一気に複数体出てきたりします。

高コストに強力なフォロワーが多いドラゴンクラスは、コスト半減による恩恵が大きく、相手のデッキが低コストのカードで固められているのなら容易に粉砕できます。双方がドラゴンを使っていると、怪獣大戦争と呼ばれるような壮絶な殴り合いに突入するのが見所です。

もっとも、5コストも使って「鳳凰の庭園」を場に出した相手の次の行動で、相手の手札に存在するあらゆるコンボが飛んで来る危険性があります。このアミュレットをデッキに入れること、そして場に出すことには勇気が必要です。

一見すると意味不明なカード名や絵柄、フレイバーテキストすべてが、ひとたび場に出たら試合展開を一変させてしまう強烈な効果を知ると納得できるものであり、味わい深いものとなっています。