カードパック第3弾「バハムート降臨」、最初の1週間の概要

カードパック第3弾「バハムート降臨」が2016年12月29日にリリースされてから約1週間がたちました。新しく登場したデッキや、既存のデッキがどうなったのか見ていきましょう。

ドロシーテンポウィッチの大躍進

次元の魔女・ドロシー カードパック第2弾「ダークネス・エボルヴ」のリリース直後に疾走ビショップが大流行したように、次元の魔女・ドロシーを主軸とした攻撃的なドロシーテンポウィッチが環境を席巻しました。

新しく登場した強いデッキということで、とりあえず使って戦術を試したいという人も多く、ドロシーテンポウィッチはカードパックリリース後に最も多く使われたデッキとなりました。

ある程度時間がたって疾走ビショップの流行が沈静化したように、ドロシーテンポウィッチについても、デッキの長所や短所が周知されれば流行は沈静化していくと思われます。

盤面展開力および復帰能力

ゲイザー ドロシーテンポウィッチの特徴は、フォロワーの盤面展開力および復帰能力の高さです。通常のアグロデッキは、相手の範囲攻撃で盤面が一掃されてしまうと手札が切れて攻撃が続きません。それに対してドロシーテンポウィッチは、次元の魔女・ドロシーの5枚ドロー&5回スペルブーストを生かして、1ターンのうちに盤面に4~5体のフォロワーを展開することも可能です。

速さを重視したデッキとしては驚異的な粘り強さ

神秘の探求者・クラーク 6~7ターン目で勝負を決める攻撃的なデッキなのに、次元の魔女・ドロシーを引けている限りいつまでも戦えるドロシーテンポウィッチの継戦能力の高さは驚異的です。

次元の魔女・ドロシーを引けるかどうかと、ドロシーを使ったときに引ける5枚のカードにスペルブーストでコストが下がるカードが何枚含まれているかどうかによって強さが変わってくるのが特徴です。この部分で運に左右されるので、それを嫌う人も居ます。

https://shadowverse-portal.com/card/102711010 弱点としては、疾走ビショップは攻勢を仕掛けつつ天界の忠犬によって守護フォロワーを配置できるのに対して、ドロシーテンポウィッチは守護や回復を持つフォロワーをデッキに入れる余裕がありません。そのため、リノセウスコンボに特化したエルフなど、疾走フォロワーを絡めたコンボをすべて食らってしまうのが欠点といえます。

また、盤面の復帰能力が高いとはいえ、ドロシーが引けていない状態で範囲攻撃で盤面を一掃されると息切れしてしまいます。

さらに完成度を増したアグロヴァンパイア

吸血貴・ヴァイト もともと完成度の高かったアグロヴァンパイアですが、かゆいところに手が届く新カード(レヴィオンデューク・ユリウス吸血貴・ヴァイト)が加わり、攻撃性に磨きがかかりました。

世はアグロ環境

ドロシーテンポウィッチとアグロヴァンパイアともに高い人気があり、アグロ環境を形成しています。

超越ウィッチなど既存のデッキも、デッキとしては健在なものの、アグロ環境にはあまり合っていません。

駆逐されるミッドレンジデッキ

レヴィオンセイバー・アルベール カードパックリリース前は期待されていたミッドレンジロイヤルをはじめ、盤面にフォロワーを並べて相手リーダーを殴っていく正統派なミッドレンジデッキは、ドロシーテンポウィッチの強力なフォロワー展開力の前に押され気味です。そのため、極端に速くするか遅くするか、構築を調整して生き残りが模索されています。

リノセウス確定ドローはやはり強力だった

ミニゴブリンメイジ バハムート降臨リリース後の最初の週ではまさかの使用率最下位だったエルフ。ミニゴブリンメイジおよび歴戦の傭兵・フィーナの進化時に得られる0コストのミニゴブリンメイジリノセウスを確定ドローする仕組みを導入したテンポエルフは、ドロシーテンポウィッチなど守護フォロワーを持たないデッキに対して有利に戦えるため高い勝率を記録しています。守護フォロワーが豊富なコントロールロイヤルなどには厳しい戦いになります。

苦手な相手が増えたエイラビショップ

エイラの祈祷 カードパックリリース後に使用率が急減したデッキとして、エイラビショップが挙げられます。カードパックリリース直前にはエイラの祈祷の弱体化の偽ニュースまで出回ったほど恨みを買っていたデッキに何があったのでしょうか。

以前のエイラビショップは、超越ウィッチが天敵だったものの、ぶん回ったときのアグロデッキと冥府エルフ以外には互角以上に戦える強さがありました。

今回、エイラビショップが苦戦している理由の一つはバハムートの効果にあります。エイラの祈祷エイラの祈祷で強化したフォロワーすべてをバハムートが吹き飛ばしてしまうので、特に対ランプドラゴン戦で、試合が延びれば有利を取れるということがなくなりました。また、ランプドラゴンはオーディンを3枚積んでいることもよくあるので、封じられし熾天使による勝ちを狙うことが難しく、厳しい戦いになります。

アグロヴァンパイアやアグロロイヤルといった速いデッキの完成が上がり、回復では間に合わないことが増えているのと、リノセウスコンボに特化したエルフは体力が20あっても試合後半になると1ターンですべて削りきれる可能性があるのもエイラビショップが苦戦する理由です。

理不尽な特殊勝利に遭遇する確率は格段に低下

新しいカードパックがリリースされた直後ということもあって、既存の超越ウィッチや冥府エルフといった特殊勝利系のデッキの使用率は低下しています。

盤面での殴り合いや、コントロールデッキ同士の腹の探り合いが増えて、超越ウィッチが環境のカギを握っていたダークネス・エボルヴ末期よりも駆け引きが面白くなっています。

ドロシーテンポウィッチの対策が確立した後に環境がどう変わるのか楽しみです。